鉄道写真は列車を映すだけじゃない!実は様々な種類がある

近年では女性の中でも鉄道ファンが増えており、実際に鉄道写真を撮影してみたいという方もたくさんいらっしゃるようです。

鉄道写真というと、列車が前面に出ている写真をイメージされるかもしれません。しかし、実際には鉄道写真と一言で言っても、どんな構図で撮影するかによって、いくつかのパターンがあります。これからどんな写真を撮影したいとお考えか、そして初めてだからこそどんな写真を撮影したら良いのか分からない方も、ぜひ鉄道写真の種類について理解しておくと良いでしょう。

鉄道写真を大きくジャンルに分けるとすれば、列車そのものを被写体にした写真と、風景の中に列車があるという風景写真の一種とが挙げられるでしょう。

前者の場合、被写体は列車そのものであり、それを細分化すれば1両を細かいディテールまで映し出したもの…これを形式写真と呼びますが、台車からパンタグラフまでを1枚の写真に収めたものがあります。また、一般的にイメージされる鉄道写真であろう1編成をすべて1枚の写真に収めた列車写真と呼ばれるものもあります。とりわけカーブやプラットホームの頭端部などが定番の撮影スポットとなりやすくなります。

次に風景写真ですが、これは被写体は鉄道ではなく、風景の中に鉄道があるというパターンです。例えば海岸線を走る列車を、遠目から海岸線とともに撮影するというものです。鉄道がメインではなく、鉄道を含めた風景を撮影します。

また、これら両方のカテゴリーに入るものとして、例えばフルスピードで走る新幹線を流れるように撮影したり、夜間に列車の光だけが横になびくように撮影したりといった、プロクラスのテクニックを必要とする特殊な写真が挙げられます。

これら、いくつか種類がある鉄道写真。自分自身がどんな写真を撮影したいか、自分自身のカメラのテクニックはどのくらいか、またカメラの機能はどの程度か…などによって、どんな鉄道写真を撮影するかを決めると良いでしょう。