ただの移動手段ではない!もっと鉄道を楽しむ方法とは?

鉄道はただ単に移動するためのもの…そういった認識をお持ちの方も多いかと思います。しかし、そんなイメージを捨てて、五感で鉄道に触れてみることで、鉄道への魅力は限りなく膨らんでいくと言っても過言ではありません。

鉄道ファンというと、どこかオタク的なイメージがあるかもしれませんが、何も鉄道に関するあらゆる知識を身に付ける必要もなく、そこに列車がある、列車で移動している…そんな列車に触れ合う時間を大切にすること、つまり何気なく当たり前のように存在していた鉄道に意識を向けてみることで、新たな発見や魅力に気が付くのです。

先ほど「五感」という言葉を使いました。例えば、視覚という点で見ると、移ろいゆく車窓を眺めたり、列車のデザインや内装をじっくり観察してみたりといったことが挙げられるでしょう。また、味覚という観点で見ると、列車での移動先にあるご当地の名物やそれらを使って作られた駅弁に舌鼓を打つことも楽しみの1つです。

例えば、鉄道写真を撮影してみたいという方であれば、それこそ目に見える風景、聞こえてくる列車の音、肌で感じる列車の動きなど、様々な感覚を研ぎ澄ましてみることが大切になります。

いずれにせよ、単なる移動手段として鉄道を見ていると、鉄道を利用しての旅行などでも、せっかくの魅力が半減してしまいます。まずは、駅舎でも列車でも、駅弁でも、窓からの眺めでも、何でも良いので、ちょっと気に掛けてみましょう。五感で感じれば、きっと今まで見過ごしてきた鉄道の魅力や楽しみ方を知ることができるはずです。